サッカー・バスケ・チアなどの競技ウェアやスポーツブランドの商品を継続的に量産する段階で、後回しにされがちなのが「どの素材で作るか」の設計です。用途に合わない生地を選ぶと、動きにくい・すぐへたる・洗うと縮む・色が安定しない、といった問題が量産後にまとめて表面化します。ベトナム自社工場で原則500着〜の継続生産を手がけるSPeeDが、スポーツウェアの素材の決め方(設計の順番)を法人・ブランド向けに公開します。
この記事が役立つ方
※単発・超小ロット(数十枚〜)の記念品づくりは判断軸が異なります。当社は原則500着〜(試作は300着前後から相談可)の法人の継続量産が前提です。
スポーツウェアの「素材設計」とは — 決める順番
「なんとなく良さそうな生地」から選ぶと失敗します。用途から逆算して、次の順で決めるのが設計です。
激しく動くか/インナーか/秋冬の厚手か
吸汗速乾・通気・ストレッチ・保温のどれが要るか
機能を満たす生地・厚みはどれか
フルカラーか・色数・デザインの自由度
継続量産の数量と、いつ必要か
①用途と②機能を先に固めるのがコツ。ここが決まれば、③以降は自然に絞り込めます。
機能から選ぶ、スポーツの2本柱素材
軸になるのは次の2つのポリエステル系素材です。綿の定番(天竺・裏毛)は普段使い・厚手向けで、詳しい目付はカットソー生地の選び方大全にまとめています。
よく動く表地はメッシュ、体に沿わせるインナーはインターロック。この2本柱を用途で使い分けるのが基本です。
※在庫色から選べば、別注染色より短納期・低コストで量産に進めます。画面上の色は目安です。ご希望の色が在庫にない場合は別途ご相談ください。
なぜ「ポリエステル×昇華転写」が定番なのか
フルカラーが自由
グラデや全面デザインも表現できる
色が落ちにくい
インクが生地に染み込み洗濯・摩擦に強い
風合いを損なわない
生地の上にインクが乗らず軽い
昇華転写は原則500着〜で、チーム・ブランドのまとまったロット向けの加飾です。色ブレが起きやすいため、当社ではサンプルを重ねてお客様と事前共有のうえ量産に進みます(対策の詳細は生地の選び方大全を参照)。
用途別・素材の当て方(設計例)
①用途と②機能から、素材と加飾を当てはめた設計例です。
| 用途 | おすすめ素材 | 加飾 |
|---|---|---|
| 競技ユニフォーム(サッカー・バスケ・バレー等) | ポリ100% メッシュ 180g | 昇華でフルカラー |
| コンプレッション・インナー | インターロック 130g | 昇華/ワンポイント |
| チームT・トレーニング | 綿天竺/ドライを用途で | 昇華・プリント |
| 秋冬ウォームアップ・スウェット | 裏毛(厚手) | プリント・刺繍 |
在庫色から選べば、別注染色より短納期・低コストで量産に進めます。「この競技・この用途に合う素材はどれか」から逆算してご提案します。
実例:西武ライオンズベースボールスクール様
野球スクールを運営される同校とは、7品目を6年にわたり継続生産しています。同じ「スポーツウェア」でも、屋外で動く表地・汗を吸うインナー・秋冬のウォームアップとでは必要な素材・厚みが変わります。用途ごとに素材を設計し分け、一貫した品質でシーズンごとに供給し続けているのが、継続量産の実際の姿です。
継続量産で失敗しないために
スポーツの機能素材は、初回は素材手配を含めておおよそ75〜100日を見込みます。素材設計を最初に固めておくほど、2回目以降の量産はスムーズに、安定した品質で回せます。
SPeeDは、原則500着〜(試作は300着前後から相談可)の法人の継続量産を得意とする、日本人運営のベトナム自社工場です。用途に合う素材設計から、量産・検品・出荷まで一貫して伴走します。
「この競技ウェアはどの素材・加飾が最適か」「昇華で作りたいが素材から相談したい」——そうしたご相談を、無料でお受けしています。
