カットソー生地の選び方大全|メッシュ・天竺 単糸・双糸の目付と使い分け

スポーツウェアやブランドアパレルを継続的に量産する段階でまず決めるのが「どの生地で作るか」です。選定を誤ると、量産後に「思ったより薄い」「洗ったら縮んだ」「色が安定しない」といった問題が一気に表面化します。この記事では、ベトナム自社工場で原則500着〜の継続生産を手がけるSPeeDが、実際に定番として使っているカットソー生地のスペックと選び方を、包み隠さず公開します。

この記事が役立つ方

  • Tシャツ・スポーツウェア・カットソー定番品をまとまった数量で継続生産したい法人・ブランドの方
  • 量産前に、生地の種類・目付・コストの違いを整理しておきたい方
  • 中国・国内からの生産切り替えを検討していて、品質の判断軸を知りたい方

一方、単発・超小ロット(数十枚〜)の試作だけをお探しの場合は、この記事の判断軸とは異なります。当社は原則500着〜(試作は300着前後から相談可)の継続生産を前提としています。

結論:SPeeDの定番カットソー生地5種と目付

迷ったときの基準になる、当社の定番生地は次の5種類です。目付(めつけ/1㎡あたりの重さ g/m²)が、生地の厚み・耐久・コストを左右する最重要指標です。

生地 組成 編み・番手 目付 主な用途
ポリ100% メッシュ ポリエステル100% メッシュ 180 g/m² スポーツウェア・ドライ系
ポリ/ウレタン インターロック ポリエステル94%・ウレタン6% インターロック 130 g/m² スポーツインナー(ストレッチ)
綿100% 天竺(単糸) 綿100% 天竺 20/-(単糸) 170 g/m² 定番Tシャツ・コスト重視
綿100% 天竺(双糸) 綿100% 天竺 36/2(双糸) 210 g/m² こだわりTシャツ・高単価販売
裏毛(スウェット地) 綿ベース 裏毛 310 g/m² スウェット・パーカー(秋冬・厚手)

鹿の子・リブなどは、ご要望の風合い・用途に合わせて番手・目付を選定します。「この用途に近い定番はどれか」からご相談ください。

単糸(たんし)と双糸(そうし)はどう使い分けるか

同じ綿100%の天竺でも、糸の作り方で性格が大きく変わります。ここが定番Tシャツ量産で最初に分かれる分岐点です。

観点 単糸 20/-(170 g/m²) 双糸 36/2(210 g/m²)
生地単価 安い 高い
耐久性 やや弱い 強い
向いている狙い 素早く・安く量産したい 生地にこだわり高単価で売りたい
風合い どちらも風合いは選べます

コスト優先なら単糸、生地の質を売りにするなら双糸。販売価格帯とブランドの狙いから逆算して選ぶと失敗しません。

定番在庫カラー(生地別)

当社は生地ごとに定番カラーを在庫しています。在庫色から選べば、別注染色よりも短納期・低コストで量産に進めます。

ポリ100% メッシュ(180 g/m²・11色)

ホワイトブラックピンクレッドライトイエローイエローミントグリーンライムグリーンスカイブルーブルーライトパープル

ポリ/ウレタン インターロック(130 g/m²・9色)

ブラックネイビーブルーライトブルーレッドワインレッドホワイトパープルダークグリーン

裏毛(310 g/m²・6色)

ブラックピンクレッドイエローグリーンブルー

綿100% 天竺 単糸(170 g/m²・3色)

ホワイトブラックネイビー

綿100% 天竺 双糸(210 g/m²・2色)

ホワイトブラック

※画面上の色は目安です。実際の染め色とは異なる場合があります。ご希望の色が在庫にない場合は、別途ご相談ください。

「縮率」は案件ごとに確認して合意する

カットソーは洗濯である程度縮みます。縮率の考え方は次のとおりです。

  • 目安として5%以内を基準にする案件もあります
  • ただし縮率は生地の種類・商品の用途・お客様の要求によって異なり、すべてに共通する一律の基準ではありません
  • 試験結果を確認したうえで、案件ごとに許容範囲を事前に合意します

大切なのは、数字を隠さず正直に共有すること。縮率の前提を量産前にすり合わせておけば、「仕上がりが図面と違う」というトラブルを未然に防げます。正直に数字を出せるかどうかは、良い工場を見分ける一つの目安になります。

サンプルと量産で「色がブレる」問題への備え

生地の色は、サンプルと量産でどうしてもわずかにブレが生じやすいポイントです。当社では次のように備えます。

  • 生地:本生産前に生地見本(スワッチ)を提供し、ブレの確率を下げます
  • プリント(特に昇華転写):色ブレが起きやすいため、サンプルを重ねてお客様と事前共有したうえで量産に進みます
  • 現地確認の代行:日本人スタッフが現地常駐のため、定期のお客様は色確認をお任せいただけます。現物での確認をご希望の場合は生地見本を配送します

生地選定は「継続量産」を前提に

ここで紹介した基準は、いずれもまとまった数量を継続して作ることを前提にしています。SPeeDは原則500着〜(試作は300着前後から相談可)の継続生産を得意とする、日本人運営のベトナム自社工場です。生地の選定から量産・検品・出荷まで、一貫して伴走します。

「この用途にはどの生地・目付が最適か」「単糸と双糸で見積もりを比較したい」——そうしたご相談を、無料でお受けしています。

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